安いメガネって大丈夫?安心してメガネを買いたいなら格安店は避けるべき?【知らないと損をする】

メガネを買う時、「できれば安く買いたい」と思って想像するのが格安メガネ店の存在ですね。

でもいざ買う時は度数は眼科で、メガネは安いメガネは避けるという結果になる人の話をよく耳にします。

ローシー
実際に安いメガネに不安がある人が多いのは事実ですね!

カズヤさん
メガネって安いとよくないんですか?

ローシー
実はメガネは安いから悪い高いから良い、と思い込まない方がいい「難しい商品」なんです!

メガネを買う時に重要なのは「メガネのスペシャリスト」に「時間をかけて」接客販売をしてもらう事です!

今回は眼科で働いている1級眼鏡作製技能士の私ローシーが安いメガネでも決して悪くない、という事について解説いたします。

安いメガネって大丈夫?

安いメガネに不安をもっている人のほとんどは「安いメガネって大丈夫?」という気持ちが強くあります。

ローシー
逆にいえば「高いメガネって大丈夫?」ってなぜ思わないのでしょうか?
コウタさん
確かに考えた事なかったですね、、、
ローシー
実際に全く同じ商品1万円も違う値段で売られている事もありますよ!
カズヤさん
そんな事ってあるんですか??
ローシー
値段はお店によって違います!だから同じ商品の値段がお店によって違うという場合もあるのです!
※同じ商品がA店では10000円、B店では12000円、C店では15000円、D店では20000円という様に価格は違うのです。
ローシー
では同じ商品が10000円なら悪いメガネ20000円なら良いメガネとなるのでしょうか?
カズヤさん
同じなんですよね、、、値段が違うだけなら同じ商品ですね、、、

そうなんです!全く同じ商品なら全く同じなんです!と、いえる訳でもないのが「メガネ」という商品なんです。

ローシー
全く同じフレームに全く同じレンズを使用して作ったから全く同じ商品、という事にならないのが「メガネ」という商品です。

全く同じフレームとレンズを使っても全く同じ商品ではない?

一般の人から考えると、同じフレームとレンズで作ったメガネは全く同じ商品でしょう?と思うのは当然です。

ローシー
しかし、メガネという商品は非常に奥の深い商品です。いろんな点で全く同じではなくなるのです!

例えていうならば、同じ鉛筆をつかって同じリンゴを見ながら同じ紙に絵を描いても全く同じリンゴの絵にはならない、という事です。

素晴らしいリンゴの絵もあれば、普通にリンゴの絵といえるものもあるでしょう。もっと言えば「これリンゴの絵?」と聞かないとわからないくらい下手な絵も完成するでしょう。
しかし、同じ鉛筆で同じ紙に書いた同じ物です。

ローシー
何が違うか分かりますよね!

書いた人が違う、個人によって絵の上手さも違う、リンゴを見た角度も違うでしょう。

リンゴの絵の例
・書いた人が違う

・個人によって絵の上手さも違う

・リンゴを見た角度も違う

書いた人が違う

書く人が違うと全く同じ絵になる事はありません。

個人によって絵の上手さも違う

リンゴの絵を描いた人が美大卒で絵の専門知識を持っていたら立体感のあるリアルなリンゴの絵になるかもしれません。
しかし、小学生が描いたリンゴの絵はリンゴマークの可愛らしい絵かもしれません。

完成度は各個人の感覚で違います。

リンゴを見た角度も違う

上から見たリンゴを描くのか、横から見たリンゴを描くのか、斜めに置いたリンゴを描くのか、それを考える人によって全く違います。

ローシー
同じ材料を使っても出来上がりは違うのです!

メガネに例えるなら、そのメガネを作った人の知識、技術で大きく変わる事があるのです。
度数が同じでも出来上がるメガネの見た目が違います。
作ったメガネをお客様のお顔に合わせるフィッティング技術、知識も違います。

メガネという商品に置き換えた違い
・メガネを作った人の知識、技術が違う

・作ったメガネをお客様のお顔に合わせるフィッティング技術、知識が違う

・お客様を満足させようと思う気持ちが販売員によって違う

メガネを作った人の知識、技術が違う

メガネを作った人が新人スタッフ、働きだして2年~3年のスタッフ、10年以上メガネを作っているスタッフ、有資格者のスタッフなど条件は様々です。
技術、知識によってメガネの出来上がりは大きく差が出る場合があります。
知識があっても技術がない、技術があっても知識がない、技術も知識もあまりないこれから身につける、などスタッフさんによって様々です。

作ったメガネをお客様のお顔に合わせるフィッティング技術、知識が違う

同じ出来上がりのメガネでも最後のフィッティングがおろそかにされては商品が泣いてしまいます。
メガネには掛け心地や度数に影響が出る目とレンズの距離など簡単ではありません。

ローシー
メガネの命はフィッティングという人もいるくらいです!

お客様を満足させようと思う気持ちが販売員によって違う

これぐらいいいか、が命取りです!店員さんによって許容範囲も違いますし、お客様の為に尽くす姿勢も違います。
販売時に商品だけを提供する販売員、知識と商品を提供する販売員、知識と技術と気持ちを提供する販売員、というように販売員によって責任感も違えば提供する内容も違うのです。

ローシー
これはお買い物をする上で大きな違いではないでしょうか?

高いメガネって大丈夫?

ここまで読んでいただくと、今度は高いメガネって本当に大丈夫?って気になりませんか?

ローシー
そうなんです!高くても悪いメガネもあるのです!それがメガネという商品です!

もちろん高くて素晴らしいメガネもたくさんあります。しかし、そんな中で高かったのに満足できないメガネもたくさん存在しています。

安くて悪いメガネもたくさん存在しますが、安くて素晴らしいメガネもたくさん存在するのです。

一般的に考えると「安くて素晴らしいメガネ」を買いたいと思う人が多いのではないでしょうか?
それはメガネに限らずお買い物は安くて良いものを買えた時って嬉しいものですよね!

高くても素晴らしいメガネを買うのも良し!安くて素晴らしいメガネを買うのも良し!

ローシー
結局は高くて悪いメガネを買わないように、また安くて悪いメガネを買わないようにするのが肝なんです!
カズヤさん
確かに、良いメガネを買うというのが一番の目的ですね、、、
コウタさん
悪いメガネには値段がいくらでも「高い」としか感じない、、、

高いメガネはなぜ高い?

基本的にはフレームの品質とグレードの高いレンズを使ったメガネだから高額になる事があります。

しかし、グレードの高いレンズを使っても使わなくても見え方に大差がない人もいるのです。

実際にどっちがグレードの高いレンズか分かりますか?と聞いても分からない人や考え込む人もいるのです。

ローシー
どっちがハイグレードか考えるくらいならハイグレードのレンズでなくてもいいのではないでしょうか?という事です。

違いが分からないのに高いお金を出す必要もないでしょう!

また、透明のレンズで本当に自分が購入したレンズを使われれいるのでしょうか?という疑問を持つ人もいるでしょう。

悪徳業者であれば粗悪なレンズを高額で販売している可能性がないとは言い切れませんね。

高額なサングラスでも同じです。

度ナシで5万円のサングラスを買ったのにレンズは粗悪なレンズが使用されている場合だってあります。

ローシー
要するに必ずしも高いメガネは安心という訳ではないのです!
カズヤさん
安いから悪い、高いから安心と思っていました、、、
コウタさん
確かに前に買った高いメガネと今回買った安いメガネの見え方に違いはなかったな、、、
ローシー
結局は値段が「安いから」「高いから」という理由でメガネの良し悪しはわからない場合が多いです。

良いメガネを買うためには?

ローシー
悪いメガネを買わない、そして良いメガネを買う為に必要な方法を解説していきますね。

ここまで読んでいただくと、結局は販売する人が大きく影響している事がわかったと思います。

コウタさん
では良いスタッフさんを探すのが先決という事ですね!
ローシー
まずはそういう事です!

メガネを買うのに必要なのは知識と技術です。
いくら笑顔が良くて元気もあり、接しやすい店員さんでも技術と知識がいい加減であれば良いメガネを買う事ができません。

現状、メガネ店のスタッフさんには技術と知識に大きな差があります。
これはどんな仕事でもあり得る事なのですが、メガネの仕事にはもう1つ問題があります。
それは無資格で営業販売ができる事です。
眼鏡業界で働いた期間が長いスタッフさんでも自己流の間違った知識を信じきっている人が多く存在しています。

自分が作ったメガネにクレームがなければ間違っていなかったと思い込んでしまうのです。
その間違った知識でスタッフを教育しているお店もあるのです。

勤務歴が長いスタッフさんは間違った知識でも堂々とした表情で販売します。自分が間違っていると思っていないからです。

カズヤさん
え?そんな事ってあるんですか?
ローシー
あるんです、、、私がメガネ店で新人だった頃、先輩に厳しく注意された内容が間違った知識と知った時は怒りが込み上げたくらいです!
(私は専門的に眼鏡技術専門学校で勉強をやりなおしました)

度数でいえば多少の事は人間の脳が順応します。ゆがみなども脳が処理して普通に使えるようにしてしまうのです。

脳が処理するならいいじゃないか?と思える人よりも、きちんと目に合った度数にしたいと思っている人の方が多いです。
だから度数だけ眼科で合わるという考えになるのです。

ローシー
処方箋代というお金まで余分に支払って不確かな状態でメガネを作るというケースが多いのです。
重要!
まずはメガネのスペシャリストがいるお店を探しましょう!

※メガネのスペシャリストがいる眼科ではありません。

メガネのスペシャリスト「1級眼鏡作製技能士」がいるお店を探そう!

無資格でメガネを販売している事に不安を持っている人は非常に多いです。

無資格でメガネの度数を測っていいの?

資格を持っている人がメガネの度数を決めていると思っていた!という声をよく聞きます。

こんなお客様の声に耳を傾けた眼鏡技術者協会が以前は「認定眼鏡士制度」を設けていました。
そこでお客様の不安を1つでも解決しようと前向きな人は資格取得をしる勉強をしたのです。

そして認定眼鏡士S級、SS級、SSS級というランク別の資格が存在していました。
そして現在では国家検定資格ができて眼鏡作製技能士の1級、2級という有資格者が誕生しています。

メガネのスペシャリストは1級眼鏡作製技能士とされています。

ローシー
この1級眼鏡作製技能士が「常駐しているメガネ店」を探すのが先決です!

メガネの度数はメガネ店で合わせた方がいい理由

ローシー
ここでは眼病は眼科で検査を受けるのが前提のお話になります。

メガネの度数はフレームとレンズの相性があります。
どんなフレームでメガネを作るのか分からない状態、またどんなレンズで作るのか分からない状態で度数だけ決定するのは最適な度数からは遠ざかります。

また遠近両用メガネのような累進レンズを使う場合、眼科の処方箋にも累進帯の長さの記入やレンズのグレードの指定まで記入するべきですが、そこまで度数合わせの状況がわかる処方箋を見た事はありません。

本来必要な情報の共有は眼科からメガネ店にはされていないのです。

また処方箋の記入ミスや作るのに不可能な不備のある処方箋が発生した場合、お客様は眼科に再度行く必要が出てきます。

ローシー
「地元で検査だけしてきた」と大阪から東京にきた人はまず無理な状況です。

眼科の処方箋が発行されていてメガネ店に出すと、メガネ店は度数を変える事ができなくなります。
度数を変えたい場合は再度眼科に行って度数を変更してもらうしかないのです。
メガネを買う本人がいくら度数を1つ下げてほしい、と言っても処方箋でつくったメガネの度数は眼科に行かないといけません。

ローシー
処方箋を見ていない事にはできないのです。メガネ店のスタッフさんに無理を言って困らせないようにしましょう!

遠近両用メガネはメガネ店で度数を合わせた方がいい

遠近両用メガネのレンズには色んな種類のレンズがあります。
累進多焦点レンズ、2重焦点レンズなどがありますが、とくに累進多焦点レンズは累進帯の長さや、内面累進、外面累進などテストレンズも様々です。
度数合わせの時に装用テストが大丈夫だったからといってすべての累進レンズから選んでも同じというわけではありません。
しかし、処方箋で度数と累進か2重焦点か記載されていたとしても、累進帯の長さや内面外面などの指示はありません。
もっと言えば、1枚の処方箋で遠用、近用、累進、2重焦点をどれで作ってもいいように書いてある処方箋も存在します。
メガネ店からしたら度数を変える事ができないから、処方箋どおりつくるのですが、実際は適当な場合も多いのです。

ローシー
処方箋代もかかり、診療費もかかり、だいたいの度数でメガネをつくる意味が分かりませんね、、、

メガネ店で度数を測った場合、担当したスタッフさんは度数とフレーム選び、レンズ選定まですべての責任が自分にくるわけですから慎重に時間をかけて選んでくれる場合が多いです。
遠近両用メガネで作り直しになった場合のお店の負担も大きくなるので慎重になる事が多いです。

眼科で測ったから適当というわけではありませんが、度数に関しては眼科の責任なのでその度数で作るしかないのです。

フレームの値段が高い理由に注目!

フレームが高額な場合でも失敗する場合があります。

ローシー
なぜ高額なのかを考えましょう!
フレームが高額な理由
・ブランドフレームだから高額

・素材が高品質で高額

・手作りフレームだから高額

※品質で考えるならブランド名は無名でも素材が良ければ高品質で高額の場合がありますが、粗悪な品質でも有名ブランドのロゴが付けば高額になる事もあります。

こまで読んでいただいて分かっていただきたいのは、高額なメガネは安心という訳ではないという事です。
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